日本の郷土料理図鑑>兵庫県の郷土料理

兵庫県の郷土料理

兵庫県の郷土料理に関する郷土料理情報を掲載しています。詳細を読むからその料理の詳細情報を見ることができます。

日本の郷土料理図鑑 郷土料理のレシピ、通販情報


  

節麺(ふしめん)

節麺とは、うどんやそうめん、ひやむぎなどの「手延べ麺」を作る際に出来る、麺の端にあたる部分「ふし」を活用した麺料理の事。香川県小豆島のお土産品などとして知られる。
手延べ麺を吊して乾燥させた後、手延べ麺となる直線部分を切り落とし、後に残った部分(棒にかかっていた曲線部分)が節麺となる。その形から「曲がり」と呼ばれたり、それに由来し「かんざし」「バチ」などとも呼ばれている。

>>節麺(ふしめん)の詳細を読む

いがい飯

いがい飯とは、鳥取市青谷町夏泊で獲れた「いがい」をむき身にして味付けした炊き込みご飯で、この地域の他にも、兵庫県北部や徳島県の漁村に伝わる郷土料理。
青谷町夏泊は山陰地方で唯一、海女が活動している地域として知られ、その海女たちが獲る「いがい」が使われる。
海女が活動を始める6月頃より食べられ、地域の夏の風物詩となっており、お盆のもてなし料理などとして古くから伝えられている。

>>いがい飯の詳細を読む

かつめし

かつめしとは、お皿に盛ったご飯の上にビーフカツ(またはとんかつ)を乗せて、その上にタレをかけた料理で、兵庫県加古川市の郷土料理。キャベツを添えて出される事が多い。
その発祥は1953年頃。ビーフカツとご飯を一緒にした「箸で食べられる洋食」として、当時加古川市内にあった食堂が考案したとされる。手軽に食べられることから加古川市内の食堂や喫茶店に広まり、地域の名物料理となった。

>>かつめしの詳細を読む

神戸ビーフ

神戸ビーフ(神戸牛)は、兵庫県で生産された「但馬牛(たじまうし)」からとれる肉が一定の基準を満たした場合のみ用いることが出来る牛肉のブランド名で「日本三大和牛」の1つ。
日本国内のみならず欧米でもよく知られており、「世界で最も高級な牛肉」として高級銘柄牛肉の代名詞となっている。

>>神戸ビーフの詳細を読む

明石焼き

沈粉(じんこ)と呼ばれる粉と小麦粉を混ぜたものを卵と出汁で溶き、その中に細かく切ったタコを入れ丸く焼いたもので、兵庫県明石市の郷土料理。たこ焼きよりも、小麦粉に混ぜる卵の割合が多く、食べる時にだし汁のようなたれをつけて食べるのが特徴。
起源は、江戸時代の天保年間(1830年~1843年)、明石にあった工芸品である卵白を使った珊瑚の代用品「明石珠」の製作の際、余った黄身を再利用するために考案されたと言われている。

>>明石焼きの詳細を読む

ぼっかけ

ぼっかけとは、牛スジ肉とこんにゃくを甘辛く味付けして煮込んだ料理。「すじこん」とも呼ばれる
同じく牛スジを煮込んだ料理に「どて焼き」があるが、味噌が味付けの主体であるどて焼きに対し、ぼっかけはしょう油やみりんなどを加えた汁で煮込んでこんにゃくを加えるのが特徴。
カレーやラーメン、うどん、お好み焼きなどのトッピングにしたり、青ねぎを添えて酒の肴として食べる。

>>ぼっかけの詳細を読む

ぼたん鍋

ぼたん鍋とは、薄切りにした猪肉と野菜類を一緒に煮て食べる鍋料理で、兵庫県丹波篠山地方に伝わる冬の郷土料理。味付けは地方により異なるが、味噌仕立てや醤油仕立てなどが多い。猪肉は、煮込むほど柔らかくなり旨みが増すのが特徴。
「ぼたん」と呼ばれるのは、お皿に猪肉を盛りつけた様子が牡丹の花を思わせる事からと言われる。
猪肉は古くは縄文時代よりよく食べられていた食材であり、ぼたん鍋の発祥は明治時代の軍隊食とされる。

>>ぼたん鍋の詳細を読む

蛸飯(たこめし)

蛸飯とは、タコとご飯を一緒に炊き込む、あるいは煮たタコをご飯と混ぜ合わせて作る郷土料理。
愛媛県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県など、瀬戸内海周辺を中心とした地域の他、茨城県でも太平洋のタコを用いて食べられている。

>>蛸飯(たこめし)の詳細を読む

出石そば(いずしそば)

出石そばとは、兵庫県豊岡市出石町に伝わる郷土料理のそば。ダシに、ネギ、おろし大根、おろしワサビ、とろろ、卵などをお好みで入れてそばを浸して食べる。
そば屋などでは、1人前5皿で出されるのが一般的で、1皿に盛られたそばは通常2~3口程度。
江戸時代中期、信濃国上田藩(信州)藩主・仙石政明が出石へ国替えした際、信州のそば職人を連れて来た事が発祥とされる。

>>出石そば(いずしそば)の詳細を読む

いかなごの釘煮

いかなごの釘煮とは、水揚げされた「いかなご」をしょう油やみりん、砂糖、おろし生姜などで水分がなくなるまで煮込んだ佃煮の一種。
阪神地区や播磨地区、淡路地区などで主に春頃食べられる郷土料理。
炊き上がったいかなごは茶色く曲がり、その形が釘に似ている事から「釘煮」と呼ばれるようになった。
2007年、農林水産省により農山漁村の郷土料理百選に、兵庫県の郷土料理として「ぼたん鍋」と共に選ばれている。

>>いかなごの釘煮の詳細を読む

鯖なれずし

鯖なれずしとは、鯖を塩と米飯で発酵させた保存食品。寿司の原型とも呼ばれる伝統的な調理法で、現在でも、福井県若狭地方や岡山県新見市、近畿地方、山陰から山間部にかけての中国地方で広くみられる郷土料理。
海から離れた奥越では魚はとても貴重なもので、手に入ると保存性を高め長く食べる事ができるよう、なれずしを作っていたのがはじまりとされる。

>>鯖なれずしの詳細を読む