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栃木県の郷土料理

栃木県の郷土料理に関する郷土料理情報を掲載しています。詳細を読むからその料理の詳細情報を見ることができます。

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湯葉(ゆば)

湯葉とは、豆乳を加熱した時に表面にできる膜を、竹串などを使って引き上げた大豆の加工食品のひとつ。
引き上げた湯葉を生湯葉と呼び、料理の材料にするほか、刺身と同様にそのまま食べる。
京都の湯葉は膜の端に串を入れて引き上げるため1枚なのに対し、日光の湯波は膜の中央に串を入れて2つ折りにするように引き上げるため2枚重ねとなる。

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とっちゃなぎもち(すいとん)

とっちゃなぎもちとは、いわゆる「すいとん」の事。小麦粉を少し軟らかめに練り、手でちぎって味噌汁ベースの汁に入れ、大根、人参、白菜、椎茸など季節の野菜と一緒に煮込んだ郷土料理。

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宇都宮餃子

宇都宮市の餃子は、1940年(昭和15年)、宇都宮出身の将兵が帰国に際して本場の餃子の製法を持ち込んだのが始まりと言われる。
にら、ねぎ、キャベツなどをみじん切りにし、ひき肉と一緒によく混ぜ、しょうが汁、塩、こしょうなどで味を調える。餃子のたれは主に酢だけで食べるのが宇都宮流とされる。
栃木県は具材となるにらの生産量が全国トップクラス。また、宇都宮市は一世帯当たりの餃子の購入額が国内トップである事から「餃子の街」として日本全国に知られており、平成5年には「宇都宮餃子会」が発足。町おこしに役立てられている。
現在、市内には餃子専門店、または餃子を扱う店舗が200軒ほどあると言われる。通常の焼き餃子の他、水餃子、揚げ餃子、スープ餃子などさまざまなスタイルの食べ方がある。

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イモ串

蒸す、または茹でた里芋の皮をむいて串刺にして焼き、味噌だれを塗って食べる栃木県日光、那須地方に伝わる郷土料理。
お正月の料理として、またはおやつとして食べられている。

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ちたけそば

ちたけそばとは、キノコの一種である「乳茸(ちたけ)」と茄子を煮て、しょう油、みりん、砂糖で味付けしたつゆにつけて食べるそばの事。
「乳茸(ちたけ)」は、刻むと乳白色の汁が出ることに由来する。味と香りの良さから麺類のつゆに使われるようになった。
農作業が一段落したときにそばを打ち、ちたけをそばつゆとして食べていたのがはじまりで、現在でも多くの家庭に伝えられる郷土料理。
2007年、農林水産省により農山漁村の郷土料理百選に、栃木県の郷土料理として「しもつかれ」と共に選ばれている。

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湯波料理

日本各地、様々な食べ方で親しまれているゆば。日光では「湯波」と表記され精進料理に欠かせない食材となっている。
京都の湯葉は、両端に串を入れて引き上げるため一枚になるが、日光の湯波は中央に串を入れて二つ折りにするため2枚重ねとなる。このため、日光湯波は京都の湯葉と比較すると2倍のボリューム感がある。また、生または自然乾燥をさせる事が多い京都の湯葉に対し、日光湯波は生または油で揚げる事が多い。

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耳うどん

耳うどんとは、栃木県佐野市仙波町に古くから伝わる郷土料理。すいとんの様な食感で、具は五目うどんと似ており、汁は濃い目のしょう油味が特徴。
その形が耳に似ている事から「耳うどん」と呼ばれるようになった。
耳うどんは「悪い神様の耳」と称され、その耳を食べてしまえば家庭内の話を悪い神様に聞かれる事がなく一年間災いが起こらないと伝えられる。また、耳を食べてしまえば悪口が聞こえないため、ご近所付き合いが円満になるなどの言い伝えもある。 地元では、主にお正月に食べるのが習慣となっている。

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海老大根

海老大根とは、その名の通り海老と大根を煮込んだ、栃木県の両毛地方の郷土料理。一般的には川海老を使用するが、現在では桜海老を使う事が多くなっている。
栃木県は内陸部に位置し海から離れている事から、大きな沼や川が多い両毛地方では川海老が手軽に入手でき、川海老を日常的に食べる料理として海老大根が考案された。

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しもつかれ

しもつかれとは、鮭の頭と野菜の切り屑などを大根おろしと混ぜ酒粕で煮込んだもので、栃木県、群馬県、茨城県など北関東地方に伝わる伝統の郷土料理。「しみつかり」「しみつかれ」「すみつかれ」などとも呼ばれる。
栃木では初午の日(旧暦2月)の「初午」の日に、各家庭で作って赤飯と共に稲荷神社に供え、家中の無病息災を祈ってからこれを食べる行事食の風習が鎌倉初期から伝えられている。
新巻鮭の頭、節分に撒いた残りの大豆を煎ったもの、目の粗いおろし器(鬼おろし)で粗くすり下ろした大根、人参、その他の余り物を細切れにした具材を、酒粕と共に厚手の鍋で煮込む。地域によっては油揚げを入れることもある。調味料は一切用いず、鮭や酒粕の量で味を整えるのが一般的だが、しょう油などで味付けする場合もある。

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