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香川県の郷土料理

香川県の郷土料理に関する郷土料理情報を掲載しています。詳細を読むからその料理の詳細情報を見ることができます。

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からすみ

からすみとは、魚の卵巣を塩漬けし塩抜きをした後、天日干しをして乾燥させたもの。日本ではボラを使った長崎県産のものが有名。香川県ではサワラが使われる。
からすみの歴史はとても古く、昔からギリシャやエジプトで塩漬けにして食べられていた。日本には、江戸時代の初期に中国から長崎に伝わったとされている。
中国からの伝来当時はサワラで作られていたが、延宝3年(1675年)頃より、長崎県・野母崎方面でよく捕れるボラが使われるようになった。

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節麺(ふしめん)

節麺とは、うどんやそうめん、ひやむぎなどの「手延べ麺」を作る際に出来る、麺の端にあたる部分「ふし」を活用した麺料理の事。香川県小豆島のお土産品などとして知られる。
手延べ麺を吊して乾燥させた後、手延べ麺となる直線部分を切り落とし、後に残った部分(棒にかかっていた曲線部分)が節麺となる。その形から「曲がり」と呼ばれたり、それに由来し「かんざし」「バチ」などとも呼ばれている。

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まんばのけんちゃん

まんばのけんちゃんとは、冬が旬の高菜の一種「まんば」を煮こぼした後、約1日程水にさらして十分アクを抜いたものに、豆腐・油揚げ・天ぷら・いりこ等を入れしょう油仕立てで煮びたしにしたもの。香川県の冬を代表する郷土料理。「まんばのけんちゃん」との呼び方は東讃地方独特のもの。「けんちゃん」は、「けんちん」がなまったもの。西讃地方では「ひゃっかの雪花(せっか)」と呼ばれており、この他にも「まんばのけんちん」「まんばの炊いたん」などとも呼ばれる。まんばがない場合は、白菜や小松菜などで代用する場合もある。

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餡餅(あんもち)雑煮

餡餅雑煮とは、その名の通り、小豆の餡を包んだ「餡餅」が入った雑煮のことで、香川県や岡山県に伝わる郷土料理。
煮干しと白味噌仕立ての汁に、餡餅のほか、大根、にんじん、里芋等の具が入っているのが一般的だが、各家庭や地域により異なる。
江戸時代、当時砂糖は「讃岐三白(塩、砂糖、木綿)」と呼ばれ、讃岐を代表する名産品だった。日頃は食べる事の出来ない贅沢品であった砂糖を、お正月くらいは食べたいと、砂糖を使った餡餅を雑煮に入れたのが始まりとされる。

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しょうゆ豆

しょうゆ豆とは、乾燥させた「そら豆」を焙烙(ほうろく)で焦げ目がつくまで炒った後、砂糖・しょう油・みりん・唐辛子などを混ぜ合わせたタレに一晩漬けた香川県の郷土料理。
見た目は黒豆に似ているが、しょう油に漬け込んでいるため甘みは無い。おかず、酒の肴、お土産品として親しまれている。

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讃岐うどん(さぬきうどん)

讃岐うどんとは、香川県を代表する特産うどん。コシの強さが特徴で、ざるうどん、ぶっかけうどん、釜揚げうどん、しっぽくうどんなど様々なスタイルで食べられている。
温暖な気候に恵まれた香川県では、古くから良質な小麦や出汁の素材となるいりこ、しょう油などが豊富に作られ、塩作りにも適していた事などから、うどんやだしの原料が地元で簡単に揃い、讃岐にうどんが定着していったとされる。

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おいり

おいりとは、香川県西讃地方や愛媛県東部に伝わる和菓子で、餅米から作られる「あられ」の一種。「おいり豆」とも呼ばれる。
直径 1cm ほどの玉状で、桃色、緑、白、青、紫、オレンジなど様々な色がある。いわゆる「ひなあられ」に似ているが甘さは控えめ。
お土産品として販売されている他、結婚式の引き出物として出されたり、嫁入り先のご近所へのあいさつ回りで配られる事も多い。

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ちしゃもみ

ちしゃもみとは、チシャレタスを塩、または酢揉みし、味噌かしょう油で和え、炒ったちりめんと胡麻を散らしたもの。広島県、山口県、岡山県、香川県などで、お惣菜として食べられる庶民的な夏の郷土料理。ちりめんの代わりに、焼いた塩鯖や缶詰等も使われる。
北広島町がチシャレタスの一大産地のため、周辺でよく食べられている。山口では「ちしゃなます」とも呼ばれる。

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蛸飯(たこめし)

蛸飯とは、タコとご飯を一緒に炊き込む、あるいは煮たタコをご飯と混ぜ合わせて作る郷土料理。
愛媛県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県など、瀬戸内海周辺を中心とした地域の他、茨城県でも太平洋のタコを用いて食べられている。

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いとこ煮

いとこ煮とは、大根、人参、里芋などの根菜類や、ごぼう、こんにゃく、油揚げなどを煮たものに小豆を加えて、味噌やしょう油などで味付けしたもの。新潟の他、福島、山形、富山、石川、山口、香川などでも食べられる郷土料理で精進料理のひとつ。
その起源は古く、1643年版の「料理物語」に既に登場している。その名の由来は諸説あり、具材を煮るのに時間がかかるものから先に入れ、おいおい(甥々)追加していく事から従兄弟(いとこ)煮になったという説や、年中行事の際に作られるお事煮が訛って「いとこ煮」になったという説もある。
浄土真宗の開祖で、北陸に縁のある「親鸞」の命日である11月27日の前7日間に営まれる「報恩講」で必ず食べられる。

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