形とたれが峠ごとに変わる木曽・伊那から東濃・奥三河の五平餅

五平餅は、炊いたうるち米を粒が残る程度につぶし、串へ付け、みそ・しょうゆを基調に、くるみ、ごま、落花生、山椒などを加えたたれを塗って焼く中部山間地域の郷土食です。もち米の餅ではなく、半搗きのご飯を使います。 長野県だけの料理ではありません。木曽・伊那、岐阜県東濃、愛知県奥三河、静岡県北遠など、峠と街道でつながる広い地域に分布し、小判・わらじ・団子・筒など形も...

わらじ型、小判型、団子型の半搗き米へ香ばしいたれを塗った中部山間地域の五平餅の図鑑イラスト
料理の特徴を伝えるイメージイラスト

基本情報

名称形とたれが峠ごとに変わる木曽・伊那から東濃・奥三河の五平餅
地域長野県、愛知県
広域エリア中部
分類お菓子類
購入・取り寄せ楽天市場で検索可能
最終更新2026-08-20

どんな料理?

五平餅は、炊いたうるち米を粒が残る程度につぶし、串へ付け、みそ・しょうゆを基調に、くるみ、ごま、落花生、山椒などを加えたたれを塗って焼く中部山間地域の郷土食です。もち米の餅ではなく、半搗きのご飯を使います。

長野県だけの料理ではありません。木曽・伊那、岐阜県東濃、愛知県奥三河、静岡県北遠など、峠と街道でつながる広い地域に分布し、小判・わらじ・団子・筒など形もたれも集落ごとに変わります。

由来・背景

文化庁は奥三河の五平餅を100年フードに認定し、山の神へ供える風習と、来客をもてなす大きなわらじ型を紹介しています。木曽・伊那では、米が貴重だった時代に祝い、祭り、来客時のごちそうとして作られました。

名称は神事の「御幣」に形が似るためという説、五平・五兵衛という人物に由来する説などがあり、起源は確定していません。「発祥県」を一つに決めるより、塩の道、中山道、天竜川流域を通じた山間の米食文化として見る方が実態に近くなります。

現地での位置づけ

長野県では木曽・伊那、岐阜県では中津川・恵那、愛知県では豊田山間部・奥三河の道の駅、茶屋、郷土料理店で探せます。同じ旅程で形とたれを二種類比べると地域差が明確です。

店では、団子型か小判型か、みそかしょうゆか、くるみ・ごま・落花生のどれを使うかを確認します。ナッツ類を多用するため、アレルギーがある人は必ず原材料を聞いてください。

食べ方・楽しみ方

焼きたてを串の先から少しずつ食べ、表面の焦げたたれと、中心に残る米粒の食感を合わせます。たれが熱く垂れやすいので、受け皿を使います。

食べ比べでは、形、米のつぶし方、たれの基調、木の串の香りを順に見ます。大きなわらじ型は一人前を超える場合があるため、複数店を回るなら分けて食べます。

家庭での楽しみ方

温かいご飯をすりこぎで半分ほどつぶし、ぬらした手で平串へ小判状に付けます。一度素焼きし、みそ、しょうゆ、砂糖、すりごまやくるみを合わせたたれを塗り、焦がしすぎないよう両面を焼きます。生の木串は焦げやすいため、必要に応じて水へ浸します。

食べられる店・買える場所

参考・出典

よくある質問

五平餅は長野県の料理ですか?

長野県木曽・伊那の代表食ですが、岐阜県東濃、愛知県奥三河、静岡県北遠など中部山間地域へ広く分布します。一県だけの発祥料理とは言い切れません。

五平餅はもち米で作りますか?

一般には炊いたうるち米を粒が残る程度につぶして使います。もち米の伸びる餅とは食感が違います。

五平餅のたれには何が入りますか?

みそまたはしょうゆを基調に、くるみ、ごま、落花生、山椒、柚子などを地域・家庭ごとに加えます。ナッツのアレルギーに注意してください。

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