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福島県の郷土料理

福島県の郷土料理に関する郷土料理情報を掲載しています。詳細を読むからその料理の詳細情報を見ることができます。

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いとこ煮

いとこ煮とは、大根、人参、里芋などの根菜類や、ごぼう、こんにゃく、油揚げなどを煮たものに小豆を加えて、味噌やしょう油などで味付けしたもの。新潟の他、福島、山形、富山、石川、山口、香川などでも食べられる郷土料理で精進料理のひとつ。
その起源は古く、1643年版の「料理物語」に既に登場している。その名の由来は諸説あり、具材を煮るのに時間がかかるものから先に入れ、おいおい(甥々)追加していく事から従兄弟(いとこ)煮になったという説や、年中行事の際に作られるお事煮が訛って「いとこ煮」になったという説もある。
浄土真宗の開祖で、北陸に縁のある「親鸞」の命日である11月27日の前7日間に営まれる「報恩講」で必ず食べられる。

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にしんの山椒漬け

にしんの山椒漬けとは、身欠きにしんを山椒の葉やしょう油、酒、酢などで漬けたもので会津地方の郷土料理。
江戸時代頃より作られていたとされる。身欠きにしんは貴重なたんぱく源だったが、この地域は山々に囲まれている事から海が遠く、新鮮な魚の入手が難しかったため、ニシンの干物に保存性を高める効果のある山椒の葉が使われていた。現在も、各家庭で毎年漬け込まれ、その味と風味から日本酒の肴としても親しまれている。
また、この地域ではにしんを漬けるための専用の「にしん鉢」が会津本郷焼で作られている。
2007年、農林水産省により農山漁村の郷土料理百選に、福島県の郷土料理として「こづゆ」と共に選ばれた。

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しんごろう

しんごろうとは、うるち米を半つきにして竹串に刺し、味噌にすりつぶしたエゴマなどを混ぜ合わせたじゅうねん味噌を塗って炭火で焼いた、福島県南会津地域に伝わる郷土料理。
発祥はこの料理を生み出した「新五郎」という人物に由来する。貧しくもち米が買えない新五郎が、うるち米を丸めたものにじゅうねん味噌を塗って焼いたものが大変美味しく、村中で評判となったのがはじまり。

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凍み餅(しみもち)

凍み餅とは、餅を水に浸して凍らせたものを寒風にさらして乾燥させたもの。江戸時代の大飢饉の頃より食べられていたとされ、福島県内の農家で長年伝えられてきた伝統の郷土料理である。
保存食として主に寒冷地で作られており、伝統的に小正月前後についた餅や残った餅を氷餅として加工し、田植えの時期に食べる地域が多い。
細かく砕き和菓子の材料として用いられる場合もある。また、繊維質を多く含んでいるため消化もよく栄養価も高い。

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三五八漬け(さごはちづけ)

三五八漬けとは、漬床に塩、麹、米を漬けた漬物の事。塩、麹、米それぞれの割合が3、5、8である事からこの名前になったとされる。
1週間ほど漬けて熟成させた後、野菜やスルメ、数の子などを一緒に漬ける。もち米はごはんの硬さになるまで炊いておき、野菜はあらかじめ材料の4%くらいの薄塩で2日間漬けたものを本漬けにする。

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こづゆ

こづゆとは、干し貝柱で出汁を取り、まめふ、人参、しいたけ、里芋、キクラゲ、糸こんにゃくなどを加えた薄味のお吸い物を、会津塗りの椀で食べる会津地方や郡山地方の郷土料理。
海の物が手に入りにくい内陸部であるため、食材は乾物が中心。具材は地域により異なり、平野部では貝柱を、山間部ではするめを使うことが多い。 7または9種類の具材の数は、奇数で縁起が良いとされることから。名前の由来は「小吸物」から変化したもので、かつては「かいつゆ」とも呼ばれていた。また、南会津地方ではこづゆを「つゆじ」と言う場合もある。
江戸後期から明治初期にかけて、会津藩の武家料理や庶民のごちそうとして広まり、お正月や冠婚葬祭など祝い事の席でのもてなし料理となった。
当時はぜいたくな食べ物だったにも関わらず、「最高のおもてなしをしたい」という人情味あふれる料理である事から、何杯おかわりしても失礼にならないという習慣が残っている。
2007年、農林水産省により農山漁村の郷土料理百選に、福島県の郷土料理として「にしんの山椒漬け」と共に選ばれた。

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クリームボックス

クリームボックスとは、厚切りの食パンにミルク風味のホワイトクリームを塗った菓子パンのひとつで、主に福島県郡山市で販売されているローカルフード。
クリームの上にチョコレートやアーモンドなどのトッピングが施されているものもある。

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お平(おひら)

古くから地元に伝わる郷土料理。お正月や冠婚葬祭の席などで食べられるのが一般的で、平椀に盛り付けることから「おひら」と呼ばれるようになったとされる。
昆布、ごぼう、舞茸、長芋、油揚げなど、それぞれ「山」「川」「畑」の幸を表したものが食材に使われる。栄養価も高く、健康食としても優れている。
料理の内容や品数は各家庭や地域により異なり、5品か7品の奇数で入れると縁起が良いとする所も。

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ウニの貝焼き

ウニの貝焼きとは、新鮮なムラサキウニをホッキ貝の殻に盛り、炭火で焼いて食べる福島県いわき市の代表的な郷土料理。
例年5月頃に地元のウニ漁が解禁されるため、5月~8月にかけて食べられる。
酒の肴やおかずとして珍重される一品。

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いかにんじん

いかにんじんとは、スルメと人参を細切りにし、しょう油、日本酒、みりんなどで味付けした福島県北部の郷土料理。
昆布を入れない松前漬のようなもので、人参のしゃきしゃきとした感触が楽しめる漬物。
保存食として晩秋から冬にかけ、おつまみやおかずとして作られている他、現在ではお正月にも食べられる事が多い。
基本的にはスルメと人参のみで作るシンプルな料理だが、各家庭でその作り方も異なり、昆布や数の子を入れる場合もある。

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