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島根県の郷土料理

島根県の郷土料理に関する郷土料理情報を掲載しています。詳細を読むからその料理の詳細情報を見ることができます。

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うずみ

うずみとは、広島県東部の福山地方に伝わる郷土料理。大分県、島根県でも食べられている。汁に具やご飯を「埋める(うずめる)」という言葉から「うずみ」と呼ばれるようになった。
具には、小エビや白身魚、豆腐、ねぎ、里芋、人参、ごぼうなどが使われる。秋には旬の松茸を加える場合もある。
うずみの由来については、1619年、福山藩初代藩主・水野勝成が倹約政治を行ったため、一般庶民は贅沢品とされた鶏肉やエビなどの具をご飯で隠しながら食べていた事からという説や、忙しい農耕期に早く食事が出来るように、汁にご飯を入れてかき込んで食べていた事からという説など、諸説伝えられている。

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しじみ汁

しじみ汁とは、宍道湖(しんじこ)で獲られるしじみ「やまとしじみ」を使った汁物で、島根を代表する郷土料理。しょう油で味付けをしたすまし汁、または味噌汁仕立てがある。
宍道湖でとれるしじみは黒めで粒が大きいのが特徴で、「スズキ」「モロゲエビ」「ウナギ」「アマサギ」「シラウオ」「コイ」と並び「宍道湖七珍」のひとつに数えられる。
宍道湖は日本全国のしじみ漁獲量の約3分の1を誇る、しじみの名産地として知られる。
2007年、農林水産省により農山漁村の郷土料理百選に、島根県の郷土料理として「出雲そば」と共に選ばれた。

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うずめ飯

うずめ飯とは、島根県津和野町に伝わる郷土料理。「うづめめし」と呼ばれる場合もある。
椎茸や人参、かまぼこ、椎茸、高野豆腐等を角切りにしたものを塩、薄口醤油で煮て、その上にご飯をのせ、刻みのり、わさび、三つ葉などの薬味を加え、熱いだし汁をかけて食べる。具材は、魚や肉を入れる地域もある。だし汁とご飯を冷やして食べる「冷やしうずめ飯」を提供する店などが島根県津和野町にある。
「さよりめし」「深川飯」「忠七飯」「加薬ご飯」と並んで「日本五大銘飯」と呼ばれているうちのひとつ。

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出雲そば(いずもそば)

出雲そばとは、島根県の出雲地方に伝わる郷土料理のそば。長野県戸隠村の「戸隠そば」、岩手県盛岡市・花巻市の「わんこそば」と並び、産地名を使った日本三大そばの一つに数えられる。
そばの実を皮ごと石臼で挽きこんで作ったそば粉で作るそばで、皮ごと挽くため一般のそばに比べて色が黒めで香りも濃く、そばのコシも強め。
出雲そばの代表的な食べ方は、水で冷やしたそばを3段に重ねた割子(わりご)と言われる丸い小ぶりの朱塗り器で食べるのが一般的(これは、江戸時代に松江の人々がそばを野外で食べる際、弁当箱として用いていた名残から)。おろし大根、ねぎ、刻みのり、鰹節などの薬味をのせ、そばつゆをかけて食べる。

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ぼてぼて茶

ぼてぼて茶とは、島根県出雲地方に伝わる郷土料理。
乾燥した茶の花を茶碗に入れて煮出した番茶を注ぎ、よく泡立つように熱いうちに長めの茶せんで泡立てる。泡立てたお茶の中に、ご飯またはおこわ、椎茸、高野豆腐、黒豆、かんぴょう、漬物などの具を入れる。食べる時は箸を使わず、茶碗の底をとんとんと叩いて、具をお茶とともに流し込んで食べる。
「ぼてぼて茶」の名前の由来は、茶せんで泡立てる時に生じる音からと言われている。

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あごのやき

あごのやきとは、飛魚(とびうお)を酒やみりん、砂糖、塩などで下味をつけて焼き上げたちくわの事。古くより、鳥取県や島根県の一部の地域で庶民的な食べ物として親しまれている夏の郷土料理。別名「あごちくわ」とも言われる。食べ方は、そのまま食べたり、わさび醤油をつけて酒の肴にするなどして食べる。
「あご」とは、とびうおの事で、初夏の暖かい季節に屋外であごを直火で作っていた事から、「あご」の「野焼き」が転じ「あごのやき」と呼ばれるようになったとされる。
回遊魚であるあごは、初夏の頃になると産卵のために山陰沿岸に多く来遊するようになる。その新鮮なあごを使い、あごのやきの他、刺身、かまぼこ、あごだしなどに調理している。

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