せんべい汁

基本情報

名称せんべい汁
地域青森県
広域エリア北海道・東北
分類鍋料理、汁物
購入・取り寄せ楽天市場で検索可能
最終更新2026年8月10日

どんな料理?

せんべい汁は、青森県八戸市を中心とする県南地方と岩手県北部で食べられてきた汁物です。鶏肉、ごぼう、きのこ、ねぎなどを煮ただしへ、汁物専用の硬い南部せんべいを割り入れます。

菓子用の薄いせんべいではなく、煮てもすぐ崩れない『おつゆせんべい』『かやきせんべい』を使うのが特徴です。だしを吸ったせんべいは、すいとんや幅広麺に近い、もちっと歯切れのよい食感になります。

由来・背景

米が安定してとれにくかった旧南部藩の地域では、小麦や雑穀を使う食文化が育ち、南部せんべいも日常の保存食になりました。硬いせんべいを汁へ入れる食べ方は、農作業や山仕事の場でも体を温める料理として受け継がれました。

家庭ごとにだしと具が異なり、鶏だしの醤油味が代表的ですが、さばやきのこを使うもの、塩味や味噌味もあります。2000年代には八戸の市民活動を通じて全国的に知られるようになりました。

現地での位置づけ

八戸市内の郷土料理店、居酒屋、食堂で提供され、駅や土産店では専用せんべいとスープのセットも販売されています。冬の印象が強い料理ですが、専門店では季節を問わず出会える場合があります。

店で比べるなら、鶏・魚・きのこのどれをだしの主役にしているか、せんべいをどの程度煮込むかに注目すると違いが分かります。

食べ方・楽しみ方

割ったせんべいを食べる分だけ鍋へ入れ、だしを吸って縁がやわらかくなり、中心に少し歯ごたえが残る頃に食べます。長く煮込みすぎると崩れやすくなります。

ごぼう、きのこ、長ねぎと一緒にすくうと香りがまとまります。汁を吸うため、味付けは最初から濃くしすぎないのがポイントです。

家庭での楽しみ方

3〜4人分なら、鶏もも肉、ごぼう、にんじん、きのこ、長ねぎ、糸こんにゃくなどをだしで煮て、醤油、酒、みりんで味を整えます。最後に汁物専用の南部せんべいを8〜10枚ほど割り入れます。

普通の南部せんべいは溶けたり風味が合わなかったりするため、表示に『せんべい汁用』『おつゆ用』とある商品を選びます。

参考・出典

よくある質問

せんべい汁にはどのせんべいを使いますか?

汁物専用の硬い南部せんべいを使います。『おつゆせんべい』『かやきせんべい』とも呼ばれ、煮てもすぐに崩れません。

せんべい汁はどこの郷土料理ですか?

青森県八戸市を中心とする県南地方と、隣接する岩手県北部で食べられてきた郷土料理です。

せんべい汁は家庭で作れますか?

専用の南部せんべいがあれば作れます。鶏肉や根菜、きのこの醤油味の汁を作り、食べる直前に割ったせんべいを入れます。

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