わさび漬け

わさび漬けは、細かく刻んで塩漬けしたわさびの茎や根を酒粕と合わせる静岡の漬物です。酒粕の甘い香りと発酵由来のこくの中から、わさびの辛味と茎の歯ざわりが立ち上がります。 練りわさびを酒粕に混ぜただけの食品ではありません。商品ごとに茎と根の比率、酒粕の熟成、甘さ、辛さが異なり、白っぽい粕床の中に緑の小片が見えるのが基本の姿です。

酒粕にわさびの茎と根を合わせた静岡わさび漬けの図鑑イラスト
料理の特徴を伝えるイメージイラスト

基本情報

名称わさび漬け
地域静岡県
広域エリア中部
分類漬物
購入・取り寄せ楽天市場で検索可能
最終更新2026年8月13日

どんな料理?

わさび漬けは、細かく刻んで塩漬けしたわさびの茎や根を酒粕と合わせる静岡の漬物です。酒粕の甘い香りと発酵由来のこくの中から、わさびの辛味と茎の歯ざわりが立ち上がります。

練りわさびを酒粕に混ぜただけの食品ではありません。商品ごとに茎と根の比率、酒粕の熟成、甘さ、辛さが異なり、白っぽい粕床の中に緑の小片が見えるのが基本の姿です。

由来・背景

静岡水わさびの伝統栽培公式サイトは、静岡市有東木で古くからわさびの葉柄をぬかみそ漬けにしていた食文化を背景に、駿府の商人・田尻屋利助が塩漬けして刻んだわさびと酒粕を合わせ、宝暦年間(1751〜1763年)に販売したのが始まりと伝えています。

1889年の静岡駅開業後、木樽入りのわさび漬けが駅で売られ、東海道を行き交う旅客の土産として全国へ広がりました。水わさびの産地、酒造の酒粕、鉄道土産という三つの要素が重なった加工品です。

現地での位置づけ

静岡市では老舗専門店、駅、百貨店、土産店で購入できます。田尻屋総本家は静岡市観光ナビで創業260年の製造販売店として紹介され、吟醸・大吟醸の酒粕を使う辛口の品を扱っています。

買う際は冷蔵・常温の別、賞味期限、原材料の先頭、わさび茎・根の割合を確認します。酒粕を使うためアルコールが残る可能性があり、子ども、妊娠中の人、運転前などはメーカー表示を優先します。

食べ方・楽しみ方

最初は小さじ半分ほどを温かいご飯にのせ、粕の甘みがほどけた後に来る辛味を確かめます。板わさ、冷ややっこ、かまぼこ、クリームチーズにも少量ずつ合わせられます。

開封後は乾燥と香り抜けを防いで冷蔵し、清潔なスプーンで取り分けます。辛味は時間とともに弱くなりやすいため、表示された期限内でも早めに味わいます。

家庭での楽しみ方

家庭では、市販の新鮮なわさび茎を塩でもんで短時間置き、細かく刻んで酒粕、砂糖、塩などを合わせた粕床になじませます。辛味とアルコール分の管理が難しいため、少量を冷蔵で作り、長期保存品とは考えず早めに食べます。

食べられる店・買える場所

  • 田尻屋総本家静岡県静岡市葵区

    宝暦年間創業とされるわさび漬けの老舗です。売り切れや営業情報は訪問前に確認してください。

参考・出典

よくある質問

わさび漬けには何が入っていますか?

基本は塩漬けして刻んだわさびの茎や根と酒粕です。砂糖、塩、みりんなどの配合は商品によって異なります。

わさび漬けにアルコールは残りますか?

加熱しない酒粕を使う商品では残る可能性があります。含有量は一律ではないため、メーカー表示と注意書きを確認してください。

わさび漬けは何に合いますか?

ご飯、かまぼこ、冷ややっこ、焼いた肉や魚、クリームチーズなどに少量合わせると、粕の香りと辛味を生かせます。

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