島根県の郷土料理

島根の郷土料理は、出雲、松江、石見、隠岐の地域差を意識すると立体的になります。出雲そば、しじみ汁、ぼてぼて茶、うずめ飯のような料理に加え、出雲ぜんざいや赤天のような甘味・練り物まで、神話の地、茶の湯、宍道湖、日本海の食が重なっています。

松江の茶の湯文化、出雲大社参拝とそば・ぜんざい、宍道湖のしじみ、石見の赤天を並べると、島根の食は静かな土地の記憶を日常の味に落とし込んだものとして見えてきます。

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出雲と松江の食文化

出雲そばは、そば殻まで挽き込む香りと、割子や釜揚げで食べる形式が特徴です。出雲大社周辺の参拝と結びつき、旅の食事としても存在感があります。

松江では茶の湯文化が菓子や軽食にも影響し、ぼてぼて茶のような独特の食べ方が残っています。島根は、そば、茶、甘味が近い距離にある県です。

湖と海の味

宍道湖のしじみは、島根の汁物を代表する食材です。味噌汁にもすまし汁にもなり、家庭料理としても土産物としても扱われます。

一方、石見地方の赤天は、魚のすり身に唐辛子を効かせた練り物です。日本海側の魚を、日常のおかずや酒の肴へ変える加工文化が見えます。

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