鯨のかぶら骨を酒粕へ漬ける呼子の珍味 松浦漬

松浦漬は、鯨の上あご付近にある軟骨「かぶら骨」を細く刻み、甘く調味した酒粕へ漬けた佐賀県呼子の珍味です。なめらかな粕床の甘みと酒の香りの中に、半透明の軟骨がこりこりとした歯ざわりを残します。 一般的な野菜の粕漬でも、鯨肉の身を漬けた料理でもありません。松浦漬本舗の創業者・山下ツルが、捕鯨で利用されにくかったかぶら骨と酒粕を結び付け、1892年の創業へつなげた...

鯨のかぶら骨を甘い酒粕へ漬けた実物を参照した呼子松浦漬の図鑑イラスト
公式・正規販売元などの実物写真を参照したイメージイラスト

基本情報

名称鯨のかぶら骨を酒粕へ漬ける呼子の珍味 松浦漬
地域佐賀県
広域エリア九州・沖縄
分類水産物
購入・取り寄せ公式品・取扱店・楽天市場での購入確認向き
最終更新2026-08-20

どんな料理?

松浦漬は、鯨の上あご付近にある軟骨「かぶら骨」を細く刻み、甘く調味した酒粕へ漬けた佐賀県呼子の珍味です。なめらかな粕床の甘みと酒の香りの中に、半透明の軟骨がこりこりとした歯ざわりを残します。

一般的な野菜の粕漬でも、鯨肉の身を漬けた料理でもありません。松浦漬本舗の創業者・山下ツルが、捕鯨で利用されにくかったかぶら骨と酒粕を結び付け、1892年の創業へつなげた固有の商品です。

由来・背景

呼子は江戸期から明治にかけて捕鯨基地として栄えました。松浦漬本舗の社史によると、小川島捕鯨組の分配品だったかぶら骨に着目した山下ツルが、酒屋の家にあった酒粕で試作を重ね、明治25年に事業化しました。明治40年には松浦漬の商標を取得しています。

製造では、かぶら骨を長時間水へさらして脂を抜き、熟成させた酒粕、砂糖、みりんなどで甘辛く整えます。具体的な配合と工程は製造元の伝承製法であり、家庭向けの再現レシピとして単純化しません。

現地での位置づけ

呼子では松浦漬本舗の直売店「松簾」で、松浦漬や海産物の粕漬を確認できます。商品はパック、缶、贈答用などがあり、内容量、常温・冷蔵の別、開封後の保存を公式表示で比べます。

「玄海漬」も鯨のかぶら骨を酒粕へ漬ける唐津・呼子の珍味名として使われます。名称だけで製造者を推測せず、松浦漬を探す場合は松浦漬本舗と商品名を確認します。

食べ方・楽しみ方

粕を洗い落とさず、かぶら骨と一緒に少量を小鉢へ取り、そのままご飯や酒肴として食べます。甘い粕床が濃いので、白飯、きゅうり、冷ややっこへ少量添えると食感が分かります。

酒粕を使うため、アルコールに敏感な人、子ども、妊娠中の人、運転前の人は原材料表示と製造元の案内を確認します。開封後の保存温度と期限は容器の表示を優先してください。

食べられる店・買える場所

  • 松浦漬本舗 直売店 松簾佐賀県唐津市呼子町殿ノ浦

    製造元の直売店です。営業日時、取扱商品、配送は公式サイトで最新情報を確認してください。

参考・出典

よくある質問

松浦漬は鯨のどの部分ですか?

上あご・鼻筋付近の軟骨である「かぶら骨」を使います。鯨の赤身肉ではありません。

松浦漬は酒粕を落として食べますか?

製造元は、甘く調味した酒粕と鯨軟骨を一緒にそのまま食べるよう案内しています。

松浦漬と玄海漬は同じですか?

どちらも鯨のかぶら骨の粕漬を指す地域商品として使われますが、製造者と商品名は異なります。購入時はラベルを確認してください。

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