薄皮を残した奥越の小粒里芋を甘辛く煮詰める里芋のころ煮

里芋のころ煮は、福井県奥越地域の小ぶりな里芋を、薄皮を少し残して醤油、砂糖、みりん等で丸ごと煮詰める郷土料理です。鍋を揺すって煮汁を絡めるため、芋が丸く整い、つやのある甘辛い仕上がりになります。 煮崩れしにくく、きめが細かい大野市・勝山市周辺の里芋を生かす料理で、秋の収穫期、報恩講、祝い事、家庭の食卓に作られてきました。

薄皮を少し残した奥越の小粒里芋を甘辛い醤油だれで丸ごと煮る里芋のころ煮の図鑑イラスト
料理の特徴を伝えるイメージイラスト

基本情報

名称薄皮を残した奥越の小粒里芋を甘辛く煮詰める里芋のころ煮
地域福井県
広域エリア中部
分類煮物、野菜類
購入・取り寄せ楽天市場で検索可能
最終更新2026年8月26日

どんな料理?

里芋のころ煮は、福井県奥越地域の小ぶりな里芋を、薄皮を少し残して醤油、砂糖、みりん等で丸ごと煮詰める郷土料理です。鍋を揺すって煮汁を絡めるため、芋が丸く整い、つやのある甘辛い仕上がりになります。

煮崩れしにくく、きめが細かい大野市・勝山市周辺の里芋を生かす料理で、秋の収穫期、報恩講、祝い事、家庭の食卓に作られてきました。

由来・背景

奥越では里芋が越冬用の貯蔵作物として長く栽培され、上庄さといもや越前さといもが知られます。皮を厚くむく煮物ではなく、こすり落としたような薄皮を残すことが風味と形を生かす要点です。

下ゆでせず、水、砂糖、醤油でゆっくり煮ると、里芋のでんぷんで煮汁にとろみが付きます。柔らかくなった芋を箸で頻繁に混ぜず、鍋を揺すって煮汁を回し、最後にみりんで照りを付けます。

現地での位置づけ

大野市・勝山市等の奥越地域で、家庭料理、報恩講や祝いの精進料理、惣菜、真空包装の商品として見られます。里芋の収穫最盛期はおおむね11月です。

直売所や道の駅では生の里芋と調理済みのころ煮を扱うことがあります。上庄さといもと越前さといもは産地表示を確認し、単に福井県産と同一視しません。

食べ方・楽しみ方

温かいうちはねっとりした食感、冷めると締まった甘辛さを味わえます。白飯、精進料理、酒肴の小鉢に合わせます。

丸ごとの芋は中心が熱くなります。少し冷ましてから一口大に切るか、小さなものを選びます。生の里芋で手がかゆくなる人は手袋を使います。

家庭での楽しみ方

小粒の里芋の泥と外皮をこすり落とし、薄皮をわずかに残します。鍋へ水、砂糖、醤油とともに入れて煮立て、弱火で煮詰めます。箸でかき混ぜずに鍋を揺すり、仕上げのみりんを絡めます。

食べられる店・買える場所

参考・出典

よくある質問

皮を全部むきますか?

外皮をこすり落とし、薄皮を少し残すのが奥越のころ煮の特徴です。

下ゆでは必要ですか?

福井の伝承レシピは下ゆでせずに煮て、里芋のでんぷんで煮汁へとろみを付けます。

なぜ『ころ煮』と呼びますか?

鍋を揺すって丸い芋を転がすように煮汁を絡める調理を表す呼び名として使われます。

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