干し芋ともち米を搗き合わせる五島列島のかんころ餅

かんころ餅は、薄切りのさつまいもをゆでて干した「かんころ」を戻し、もち米と一緒に搗いて棒状にする五島列島の郷土食です。切って焼くと、縁は香ばしく、中心はねっとりもっちりし、さつまいもの甘い香りが立ちます。 現在の土産品は砂糖や水飴を加えた甘い菓子が主流ですが、もとは冬の保存食であり、貴重なもち米を干し芋で増やして家族へ行き渡らせる生活の工夫でした。

五島の干しさつまいもともち米を搗いた棒状の餅を切って焼くかんころ餅の図鑑イラスト
料理の特徴を伝えるイメージイラスト

基本情報

名称干し芋ともち米を搗き合わせる五島列島のかんころ餅
地域長崎県
広域エリア九州・沖縄
分類お菓子類
購入・取り寄せ楽天市場で検索可能
最終更新2026-08-20

どんな料理?

かんころ餅は、薄切りのさつまいもをゆでて干した「かんころ」を戻し、もち米と一緒に搗いて棒状にする五島列島の郷土食です。切って焼くと、縁は香ばしく、中心はねっとりもっちりし、さつまいもの甘い香りが立ちます。

現在の土産品は砂糖や水飴を加えた甘い菓子が主流ですが、もとは冬の保存食であり、貴重なもち米を干し芋で増やして家族へ行き渡らせる生活の工夫でした。

由来・背景

「かんころ」は五島地方で干したさつまいもを指します。五島のやせた段々畑でも育つさつまいもを薄切りにし、ゆで、寒風と日光で乾燥させることで長く保存できるようにしました。

文化庁の100年フード資料は、約200年前に大村藩から五島へ移住した人々と、斜面地でのさつまいも栽培を背景として紹介しています。一方、起源の細部には複数の伝承があります。現在は紫芋、よもぎ、ごま入り、甘さ控えめなど製造者ごとの違いがあります。

現地での位置づけ

五島市と新上五島町では、土産店だけでなく、焼きたてを出す飲食店があります。長崎県の公式かんころ餅サイトには提供店一覧があるため、営業日時と在庫を各店へ確認してください。

通販では、原料芋の産地、かんころともち米の比率、砂糖・水飴、添加物、未開封の保存方法を見ます。棒状は自分で厚さを調整でき、一口型は手軽ですが、焼き時間が変わります。

食べ方・楽しみ方

棒状の商品を1~1.5センチほどに切り、トースターやフライパンで両面へ薄く焼き色を付けます。糖分が多い商品は焦げやすいので、弱めの火で目を離しません。

まず何も付けず、さつまいもの甘さを味わいます。好みで少量のバターを載せると塩気が加わります。餅は喉に詰まりやすいため、小さく切り、よく噛んで食べます。

家庭での楽しみ方

本来は、さつまいもを薄切りにしてゆで、十分に乾燥させたかんころを戻し、蒸したもち米、砂糖などと一緒に搗きます。乾燥と保存の衛生管理が必要なため、家庭では五島産のかんころまたは市販のかんころ餅を使い、焼き方を整えるのが手軽です。

食べられる店・買える場所

  • 五島列島のかんころ餅提供店長崎県五島市・新上五島町

    長崎県公式サイトが焼きたてを食べられる店を案内しています。営業・提供状況は各店へ確認してください。

参考・出典

よくある質問

かんころとは何ですか?

五島地方の言葉で、薄切りのさつまいもをゆでて天日や寒風で乾燥させた保存食です。

かんころ餅はそのまま食べられますか?

商品表示によりますが、薄く切って軽く焼くと香りとやわらかさが戻ります。糖分が多いので焦げに注意してください。

かんころ餅は餅ですか、菓子ですか?

もち米を使う保存食から始まり、現在は砂糖や水飴を加えた甘い土産菓子としても流通しています。両方の性格があります。

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