細切り豆腐の熱い汁へ長芋と大根おろしをのせる岩手町のぬっぺい汁

岩手町のぬっぺい汁は、細く切った木綿豆腐と旬のきのこを入れた熱い澄まし汁へ、すりおろした長芋と大根おろしの汁をふわりとのせる料理です。とろろのぬめりで、するりとのどを通る食感になります。 里芋や根菜を煮て片栗粉でとろみを付ける全国各地の『のっぺ』『のっぺい汁』とは同名でも構成が違います。この記事では岩手県岩手町・沼宮内地域の豆腐と長芋の型を扱います。

澄んだだしに細切り豆腐ときのこを入れ大根汁で溶いたおろし長芋を浮かべる岩手ぬっぺ汁の図鑑イラスト
料理の特徴を伝えるイメージイラスト

基本情報

名称細切り豆腐の熱い汁へ長芋と大根おろしをのせる岩手町のぬっぺい汁
地域岩手県
広域エリア北海道・東北
分類汁物
購入・取り寄せ楽天市場で検索可能
最終更新2026年8月21日

どんな料理?

岩手町のぬっぺい汁は、細く切った木綿豆腐と旬のきのこを入れた熱い澄まし汁へ、すりおろした長芋と大根おろしの汁をふわりとのせる料理です。とろろのぬめりで、するりとのどを通る食感になります。

里芋や根菜を煮て片栗粉でとろみを付ける全国各地の『のっぺ』『のっぺい汁』とは同名でも構成が違います。この記事では岩手県岩手町・沼宮内地域の豆腐と長芋の型を扱います。

由来・背景

岩手県の『食の匠』資料では、煮干しだしへならたけなどのきのこと2〜3ミリの細切り木綿豆腐を入れ、塩としょうゆで澄んだきのこ汁を作ります。長芋へ大根おろしの汁を少量ずつ加えてメレンゲのように混ぜ、食べる直前に熱い汁へ浮かべます。

名前は、とろろが表面へ『のっぺり』かかる姿や、ぬるっと、つるっとした口当たりに由来すると伝えられます。片栗粉を汁へ溶いて鍋全体をとろませるのではなく、ふわっと泡立てた長芋を椀の上へ置く点が、岩手町型を見分ける重要な特徴です。

現地での位置づけ

沼宮内地域では、きのこが採れる時期や秋祭りで人が集まるときによく作られ、料亭のおもてなし料理にも使われました。県北・県央では干ししいたけのだしを使い、精進料理として作る型も伝わります。

家庭と季節で、ならたけ、干ししいたけなどきのこの種類や、煮干し・しいたけのだしが変わります。現地の飲食店で常時出る名物とは限らないため、岩手町の行事や郷土料理体験の案内を確認します。

食べ方・楽しみ方

熱いきのこ汁を椀へ盛ってから、食べる直前にふわふわの長芋をのせます。鍋の中で何度も混ぜるととろろの軽さが失われるため、椀の中で豆腐と少しずつ合わせます。

細切り豆腐、とろろ、きのこを一緒にすくい、滑らかなのどごしを味わいます。好みでねぎ、とうがらし、刻みのりを少量添えます。

家庭での楽しみ方

5人分は、長芋200g、木綿豆腐1丁、きのこ140g、大根おろしの汁120ml、だし汁1,200ml、しょうゆ大さじ1、塩小さじ1が岩手県公式レシピの目安です。豆腐は2〜3ミリの細切りにして軽くすすぎます。

だしできのこを煮てから豆腐を加え、塩としょうゆで整えます。すりおろした長芋へ大根おろしの汁を少量ずつ加え、ふわっとするまで混ぜます。熱い汁を椀へ盛った後、とろろをお玉一杯ほどのせます。

参考・出典

よくある質問

岩手のぬっぺい汁は里芋の煮物ですか?

この記事で扱う岩手町型は、細切り豆腐ときのこの汁へ長芋と大根おろしの汁をのせる料理です。全国の里芋入りのっぺとは別の型です。

ぬっぺい汁のとろみは片栗粉ですか?

岩手町型のとろみと滑らかさは、主にすりおろした長芋です。大根おろしの汁とふわっと混ぜ、食べる直前に椀へ加えます。

ぬっぺい汁はいつ食べますか?

沼宮内地域では、きのこの時期、秋祭り、人が集まるおもてなしの場で作られました。干ししいたけだしの精進料理とする型もあります。

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