黒飯(こくはん)
黒飯は、もち米に黒豆を加えて蒸す、北海道で葬儀や法要などの弔事に用いられてきたおこわです。豆の色を米へ強く移さず、白い飯に黒豆が点在する外観が基本で、祝いの赤飯と色と用途を対にして語られます。 北海道内でも宗派、地域、家、仕出し店によって用意する料理は異なり、すべての葬儀で必ず出るわけではありません。北海道博物館の厚沢部町調査にも、通夜や法要に黒飯を自家で炊...

基本情報
| 名称 | 黒飯(こくはん) |
|---|---|
| 地域 | 北海道 |
| 広域エリア | 北海道・東北 |
| 分類 | ご飯類 |
| 購入・取り寄せ | 楽天市場で検索可能 |
| 最終更新 | 2026-08-13 |
どんな料理?
黒飯は、もち米に黒豆を加えて蒸す、北海道で葬儀や法要などの弔事に用いられてきたおこわです。豆の色を米へ強く移さず、白い飯に黒豆が点在する外観が基本で、祝いの赤飯と色と用途を対にして語られます。
北海道内でも宗派、地域、家、仕出し店によって用意する料理は異なり、すべての葬儀で必ず出るわけではありません。北海道博物館の厚沢部町調査にも、通夜や法要に黒飯を自家で炊く、または菓子店へ頼む事例が記録されています。
由来・背景
もち米とうるち米の割合、黒豆を煮るか蒸すか、塩味、紅しょうがの添え方は店や家庭で異なります。小豆の煮汁で米を赤く染める赤飯とは違い、黒飯は一般に米を白く保ちます。ただし『黒い米を炊いた飯』や黒米入りご飯とは別の料理です。
弔事食のため、観光飲食店の通常メニューより、餅菓子店や仕出し店の予約商品として残っています。由来を一つの事件や宗派へ結び付ける確かな資料は限られるため、北海道で伝承される儀礼食という範囲を越えて断定しません。
現地での位置づけ
札幌・旭川の一久大福堂は、黒飯を葬儀や法要用の黒豆おこわとして予約販売し、パック、杉折、折箱を用意しています。仕出し店にも取扱いがありますが、当日消費の商品が多いため、受取日、数量、容器を事前に確認します。
食文化として知りたい場合は、北海道博物館の地域調査のように、黒飯だけでなく餅、汁物、折詰など弔事の献立全体を見ると位置づけが分かります。儀礼の場では、遺族や寺院の意向を優先します。
食べ方・楽しみ方
温かいうちは黒豆の香りともち米の粘りをそのまま味わいます。添えられた紅しょうがは少量ずつ合わせると、塩味と食感が締まります。甘い豆おこわではないため、赤飯と同じ甘納豆入りを想定しない方が違いを捉えやすくなります。
もち米は粘りが強いので、子どもや高齢者は少量ずつよくかみます。店頭品は消費期限が短く、常温で長時間置かず、表示された保存方法と当日中などの期限を守ります。
家庭での楽しみ方
4人分ならもち米2合を洗って6時間ほど浸水し、水気を切ります。乾燥黒豆50gは洗って一晩浸し、少し歯応えが残るまで下ゆでします。蒸し器へもち米と豆を混ぜて広げ、途中で塩水を打ちながら30~40分蒸します。米を赤く染める煮汁は加えず、豆を崩さないよう混ぜます。
食べられる店・買える場所
- 一久大福堂北海道札幌市・旭川市ほか
弔事用の黒飯を要予約で販売。受取店舗、数量、容器、消費期限を公式情報で確認してください。
参考・出典
よくある質問
黒飯と赤飯は何が違いますか?
黒飯は白いもち米に黒豆を入れ、北海道では主に弔事に使います。赤飯は小豆などで米を赤く色付けし、祝い事に用いるのが代表的です。
北海道の葬儀では必ず黒飯を食べますか?
いいえ。地域、宗派、家、式場によって異なります。現在は用意しない場合もあり、北海道全域で一律の習慣ではありません。
黒飯は黒米を使いますか?
このページの黒飯はもち米と黒豆のおこわです。黒米を炊き込んだご飯とは別です。
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